趣味のソムリエ

クリエイティブプロデューサーの人生を豊かにする趣味の話

絵画 「ヴィーナスの誕生」 サンドロ・ボッティチェリ作 神々しい。。溜め息。。

 

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見た目のキャラクターに全く似合わないが、
僕は絵画やアーキテクチャー、彫刻、陶芸等、
芸術作品が大好きなのだ。

日本で開催される印象派展などは、

以前は結構、足繁く通っていた。

 

今回の話は印象派ではなく、

僕を絵画好きにさせた作品

ヴィーナスの誕生」 サンドロ・ボッティチェリ作 
を初めて生で見た時の話である。

ヴィーナスの誕生」は、
子供の頃から、美術の教科書や、
お笑いのネタになったり、CMのネタになったりして、
もう何十回も様々なメディア等で見ているし、知っていた。

どちらかというと僕の意識の中では、
お笑いのネタ的な意味合いの方が強かった作品である。

しかし、本当に、百聞は一見に如かず。

様々な勝手な思い込みなど、

「本物」の前では塵や藻くずと消え去るのである。

僕はイタリアに旅行に行き、
正直、自分がこんなにも絵画やアーキテクチャーや
彫刻等が好きになるとは思っても見なかった。

今度、旅行の思い出話も含めて書かせて頂きたいが、
特に「絵画」に目覚めたのがこの

ヴィーナスの誕生」と対峙した時である。

今まで、美術の教科書等で見てきただけなので、
ヴィーナスの誕生」とはどういう絵か、
作者が誰かすら分からず、
ただ単に観光のコースで「一応」
ウフィッツィ美術館は行った方がいいと、
それも、観光ガイドに書いてあったので
見に行ったに過ぎない。

しかし、人生ってやっぱり分からないよね。
何でも「経験」なんだよね。


その「経験」が人生観を一変する事もある。

僕はこの「ヴィーナスの誕生」を前にして、

感動に震えたのだ。

絵は、今までほぼ興味もなかったし、

好きだと思った事すらなかったのだが、
この絵を前にした時、

「こんなに美しい絵があるのか!!!!」

 

と、驚愕し、感動し、言葉を失った。

まず、その絵の大きさだ。
それまでロクに絵画展等にも、

行った事はなかったので、
こんな大きな絵を見たのは初めてだった。

更に、美術の教科書等の印象しかないので、
まさか、ヴィーナスの誕生という絵は

縦172.5cm、幅278.5cm

もあり、

ヴィーナスがほとんど等身大の人間と、同じぐらい

だとは知らなかったのである。

それもそのキャンバスに描かれている絵は
僕が今まで見てきた「ヴィーナスの誕生」とは、

全くの別物だったのだ。

絵の知識なんて全くない。
しかし、この絵を前にすれば、感性がある人なら

その余りの美しさと神々しさに
目を奪われ、虜になる。

まずヴィーナスだ。

その貝殻に乗ったヴィーナスは日本では、
お笑いのネタにも多数引用されているが、
本物のこの絵画を目の前にしたら、
そんな事は出来なくなるはずだ。

それは、
ヴィーナスの美しさの前にひれ伏しかないからである。

僕は始めて

「圧倒的な美しさ」

を目の当たりにした。

 

特にそのヴィーナスの金髪の、

髪の毛の美しさだ。

僕が伺った当時は、

まだガラスケースの中には収まっておらず、

それこそ、この世界の至宝
何も妨害するものもなく、生で拝見できた。

30センチぐらいしか離れていない所で、
生で見れたのは、今考えると非常にラッキーだったのかもしれない。

そのぐらい近づけたおかげで、
そのヴィーナスの美しさ、特に金髪の髪の
神々しいほどの素晴らしさが良く伝わった。

僕は絵画には詳しくないので、
いったい、どうやってこの髪を描いたのか、
全く分からない。

光によってヴィーナスの髪の毛が
金糸を一本、一本貼り付けたように、
キラキラ、キラキラ、黄金に輝くのだ!!!!

めちゃめちゃ美しい。
見とれてしまう。

この金髪の美しさは
絶対に生で見ないと分からない!

僕はそれまでにも何十回も美術の教科書や、
その後、美術書等でこの「ヴィーナスの誕生」を拝見しているが、

絶対に絵は、本物を生で見ないと伝わらないものがある。

という事が理解できた。

印刷や映像だと

どんなに頑張ろうが、再現が不可能なのだ。

また、機会があれば書くが、
ゴッホの絵はまるで絵の具をそのまま、
キャンバスに塗りたくったような感じで
立体的になっているものが多くある。

その立体感は、どんなに高価な美術書や、
いくらハイビジョンの超高画質の映像でも
再現できないのだ。

人間の知覚というものは素晴らしい。
ほんの小さな違いも認知が出来てしまう。

だからこそ、この「本物」を前にした時「のみ」
初めてその素晴らしさを感じるのだ。

また美術書だと霊的情熱の象徴であるゼピュロス(西風)の
周りに散っている花の繊細な表現
季節の女神であるホーラたちの一人が、
花で覆われた外套の緻密な表現や、
木々や草の本当に驚くほどの描写力等が

全て残念ながら、伝わってこない。

これは本物を見るしか味わえないのである。

僕は正直、この「ヴィーナスの誕生」の前で
何時間でもこの絵の素晴らしさを感じていたかったのだが、
いかんせん美術館周りのツアーなので、、
泣く泣く後ろ髪を引かれながら後にしたのだ。

それでもこの5~10分ぐらいの、
ヴィーナスの誕生」との邂逅が
僕のその後の美術品等への
人生観を180度変えたのだ。

人生は分からないものだ。

もしもフィレンツェに行く場合は、
必ずこの「ヴィーナスの誕生」は見て欲しい。

僕の様にその後の人生観が変わるほどの
感動に震える可能性が大いにあります。

 

出典引用:ウフィツィ美術館

 

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