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「ジギ―・スターダスト」デイヴィッド・ボウイ。ロック史に燦然と輝く名盤!!最高です!

 

ジギー・スターダスト<2012リマスター>

ジギー・スターダスト<2012リマスター>

 

↑↑↑ロック史に燦然と輝く名盤↑↑↑

 

デイヴィッド・ボウイが2016年1月10日に亡くなった。
1月8日に69歳の誕生日を迎え、
新作「ブラックスター★」をリリースした2日後の事だった。


僕は正直、デイヴィッド・ボウイのファンでは無かった。
しかし、ずっと気になっていたアーティストで
あったのは確かな事である。

僕がデイヴィッド・ボウイを知ったのは80年代。
洋楽に染まりまくっていた時の事だ。
その当時はデイヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」が流行っていたし、
クイーンとの共作「アンダー・プレッシャー」
大ヒットだったからだ。

しかし、デイヴィッド・ボウイが
70年代グラム・ロックのスター
だったと知るのはもっと後の事である。

80年代の僕はそれこそ、プリンス、マドンナ、マイケルに続き、
LAメタルからメタル好きになり、
その方向に一直線だったからである笑

なので、僕のデイヴィッド・ボウイ像というのは、
上記のヒット曲のポップ歌手としてのデイヴィッド・ボウイであり、
当時「戦場のメリー・クリスマス」で、
ビートたけしと共演していたというぐらいの知識でしかなかった。

その後、本当に様々な音楽を聞く様になり、
当然、70年代、60年代の名盤もかなり聞いていたのだが、
もちろん「全て」を聞くのは無理な話で、
以前、このブログにも記載した「ボストン」や
今回の「ジギー・スターダスト」等の
ロック史に燦然と輝く名盤!というのも聞き逃している。

デイヴィッド・ボウイは正直、
上記の印象しかなく、またデイヴィッド・ボウイの声も
独特の線の細い感じで、そこまで好きだと思った事はなかった。

また、グラム・ロックを聞こうと思った時も僕は
そんな印象しかないデイヴィッド・ボウイよりも、
先に「T・レックス」を聞いてしまい。
T・レックスは僕は聞いた瞬間から、
大大大好きになってしまったので、
グラム・ロックのもう一人の巨人であるデイヴィッド・ボウイは
結局、聞かず終いだった。
T・レックスで満足してしまったのである。

しかし、グラム・ロックを知るためと
正にデイヴィッド・ボウイを題材にした
グラム・ロック映画ベルベット・ゴールドマイン
映画館に観に行った。

まぁ、映画も観たし周辺を確認したので、
グラム・ロックは大体、把握したと思っていたのだ。

しかし、一度もデイヴィッド・ボウイに手を出した事が
無いわけではない。

雑誌「レコード・コレクターズ」の
ブリティッシュロック特集やアメリカンロック特集等も
持っているので、その中でデイヴィッド・ボウイもあり、

「とりあえず評判のいいものを聞いてみよう」

と思いベルリン三部作で名高い「ヒーローズ」
購入し聞いてみたのだ。

この時に「ジギ―・スターダスト」を購入していたら、
僕は完全にその時点でデイヴィッド・ボウイの
ファンになっていただろうが、後の祭りである。

その時の僕の琴線には残念ながら「ヒーローズ」は
響いてこなかった。
タイトル曲の「ヒーローズ」は聞きごたえがある傑作だが、
その他のニュー・ウェーブ的な曲は、
特にその当時はこの手の曲は欲していなかったからだろう。

人間「聞きたい気持ちや聞きたい曲」ではないと、、
傑作でも好きにはなれないものである。

さて、それから数十年。
結局「ジギ―・スターダスト」も

その他のデイヴィッド・ボウイの
アルバムも聞かずじまいで、結局、
デイヴィッド・ボウイが亡くなるまで来てしまったのだ。

デイヴィッド・ボウイに関しては3年前に発売された、
アルバム「ザ・ネクスト・デイ」が評判になっていたので、
気にはなってはいた。
なんと言ってもアルバムジャケットが
上記のアルバム「ヒーローズ」の写真の上に
四角いホワイトでべた塗りし「ザ・ネクスト・デイ」と
アルバムタイトルがおもいっきり、書いてあるからである。

これはデザイン的にはかなりインパクトがあり、
そのアルバムジャケットからしても
全盛期のアルバムジャケットを下敷きにするという

「大胆な意図」

を感じるからである。
しかし、このアルバムも結局は購入せずに日が過ぎた。

それで訃報を聞いた後に、
たまたまタワレコで新作「ブラックスター★」を
視聴したのである。
そうしたらこれが

ジャズベースの楽曲で素晴らしい!」

もちろん全部聞いた訳ではない。
でも、僕はジャズも大好きなので、
これは「聞きたい!」と思ったのだ。

しかしだ、いきなり遺作から聞くと言うスタンスは
僕はとりたくはなかった。

やはり、そのアーティストの歴史を踏まえて、
遺作は聞きたいと感じたのである。

しかし、デイヴィッド・ボウイの作品群は膨大な数である。
どこから攻めるか?

やはり「ジギ―・スターダスト」からしかないだろう!
という事でTSUTAYAにレンタルしに行ったのだが、

「デイヴィッド・ボウイのアルバムはほぼ全て貸し出し中」

そりゃそうだ、
僕と同じような輩が沢山いるのである笑
という事で、またまた躊躇してしまったのだ。

僕はもうCDは3000枚ぐらいはあるだろうか?
過去にももちろん名盤を沢山購入しているが、
やはり大半は

「確かにいいが、今の僕の気分ではないな」

って感じが多いのだ。
僕ももうそれこそ今までに何万曲も聞いている。
持っているCDだけだって軽く1万数千曲以上はあるのだ。
人生で聞いている曲だと総計10万曲以上は聞いているだろう。

それだけ聞いていると、本当に

「琴線に触れる曲はなかなかない」

というのが現実である。
だからずっと「ジギ―・スターダスト」も躊躇していたである。
そこで、うじうじしている時に
先日以前、ブログに書いた映画「オデッセイ」が出てくる。

自分のブログから引用すると

「ただ1点!
 この映画で良かったのは

 デヴィッド・ボウイの名曲「スターマン」が
 かかった事である。

 デヴィッド・ボウイが亡くなってしまってから、
 長年、聞こう聞こうと思っていた、
 ロックの歴史的名盤「ジギ―・スターダスト」を
 購入しようかと思っていたのだが、
 この「ジギ―・スターダスト」の挿入歌である、
 「スターマン」がこの時期に、
 映画「オデッセイ」の中でかかり、
 これも運命!とアルバムを購入した笑

 またブログにも書こうと思うが、
 「ジギ―・スターダスト」はやはり、
 ロック史に残る不朽の名盤であり、
 これを購入する動機になったという1点のみ、
 僕はこの映画を観たかいがあった!」

という感じである。

本当に奇跡である!
僕はこういう「偶然」を大切にする。
運命的とはこういう瞬間の事だ!

僕は「スターマン」を全部聞いた事も無かった。
どっかでサビを聞いた事があったけかなぁ?
ぐらいの感じだ。

更にだアルバム「ジギ―・スターダスト」に
入っているかさえ知らなかったのだ。

映画を観ている時に「スターマン」がかかり、

「あぁ、これってもしかしたらデイヴィッド・ボウイじゃない?
 (声でなんとなく分かった笑)
 「スターマン」って事はジギ―・スターダストの曲かな?」

ぐらいの感じだ。

それを確かめるべく、

「映画のエンドロールで曲目をチェックした」

のである。

「スターマン」を初めから聞いたのはなんと
この映画「オデッセイ」が初めてであり、そして、

「聞いた瞬間から大好きになったのだ!」

スターマンのサビの後のギターが

「なんとも70年代のギターっぽくて、
 70年代に少年時代を過ごした僕に取っては
 非常にノスタルジックに胸を打ったのだ」

その感動を胸に、
更に運命を感じながら、
映画を観た後、すぐさまHMVに寄り、

「ジギ―・スターダスト」と
数枚のデイヴィッド・ボウイのアルバムを
購入したのだった。

早速、アルバム「ジギ―・スターダスト」を
聞きだすと、

「想像していたより普通のロックでちょっとびっくり笑」

した。T・レックスのブギで特徴的なのが
グラム・ロックの真髄だと思っていたから、
もう少し個性的なのかと思っていたら

「非常に純度の高いロックアルバム」

であったのだ。

アルバムの内容に関しては、
正直、僕なんて書かずとも

「ロック史に燦然と輝く名盤!」

である事には間違いがない。

それもだ、こういうコンセプチュアルなアルバムは
どうしてもそのコンセプトを優先させる余りに、
冗長な曲等が入ってしまいがちだが、

「このアルバムはそのコンセプトと
 全ての曲の楽曲の完成度が高いという
 奇跡の様なアルバムである!」

曲の配置も最高だし、
とにかく全曲が素晴らしい出来である!!!

冒頭の「FIVE YERS」から、
ラストの「ROCK'N'ROLL SUICIDE」まで、
一部のスキも見せない。

全てが素晴らしい曲なので、
是非、全曲を聞いて欲しいが、
特にお気に入りは

STARMAN

この70年代的なギターサウンドが、
非常に僕は懐かしく心地が良い。

「LADY STARDUST」

エルトン・ジョン的な
ロックバラードでとても感動的だ。
泣きそうになってしまう。

ZIGGY STARDUST」

も出だしから名曲感がバリバリで好きだ!

当然ラストの

「ROCK'N'ROLL SUICIDE」

の弾き語りの様な冒頭の雰囲気から
ラストの絶叫まで完璧である!!!

デイヴィッド・ボウイは
曲ごとに歌い方も細かく変えている。

それが全体的にメリハリを与えているし、
各曲のレベルを引き上げている。

本当にこんな

「名盤中の名盤を聞き逃していたとは」

しかし、いいのである。

もうこんな大人になって、
音楽で感動するのも本当に少なくなってきた。

それが、こういうきっかけで、

「新たに大好きなアーティストが見つかる」

という事もあるのだ。

デイヴィッド・ボウイには天国から、
また1ファンが増えたと思って頂けたら幸いだ笑

本当に素晴らしいアルバム!!

まだ、聞いていない方は是非、
聞いてみてください!!!

僕は当分、
デイヴィッド・ボウイを聞きまくる予定です!
人生でも至福の瞬間だな!

 

出典引用 ジギー・スターダスト、ブラックスター、ヒーローズ、

     デビッド・ボウイワーナーミュージックジャパン、

     クイーン、ベルベッド・ゴールドマイン、他

 ↓↓↓ロック史に燦然と輝く名盤↓↓↓

ジギー・スターダスト<2012リマスター>

ジギー・スターダスト<2012リマスター>

 

  ↓↓↓こちらも名盤↓↓↓

アラジン・セイン<2013リマスター>

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