趣味のソムリエ

クリエイティブプロデューサーの人生を豊かにする趣味の話

映画「パシフィック・リム」は僕らの夢の実現だ!! BDももちろん購入!

映画「パシフィック・リム」は僕らの夢を実現した、
感涙ものの作品である!!
パシフィック・リム(字幕版)

パシフィック・リム(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/27
  • メディア: Prime Video
 

 ↑↑↑観てない人は観るべし!↑↑↑


いやぁ、本当によくもまぁ、こんな巨大ロボット×怪獣映画に
2億ドルも突っ込んだもんです。
その心意気に本当に「尊敬」する。

現在までハリウッド版「ゴジラ」等のリメイクは、
やっぱり「僕たちの」怪獣映画ではなく
「パニック」映画の延長なんだよね。
クローバーフィールド」もそうでが、どこかが違う。

なので、またそっち系の映画かなぁっと正直、
全く期待していなく、観にいくつもりもなかったのだが、
劇場公開してしばらくしてから、
周りで大絶賛の嵐が沸き起こり、友人も、
「絶対、好きだから観たほうがいい!」
言われたのですが、時、既に遅し。。
劇場公開は終了していた。

それで、仕方がなく、ブルーレイ発売まで待とうと
思っていたのだが、「パシフィック・リム」の話題になると、
「絶対、IMAXの3Dで見ないと!!」だとか、
「あれは映画館のできるだけでかいスクリーンでみた方が絶対にいい!」
だとか、いろいろ噂が耳に入る。。。

そんな話ばかりで、どうしても観たいと思っていたら、
なんと、ららぽーと船橋のTCX ドルビーアトモス 3Dという、
日本でも最新システム&めちゃデカイスクリーンで
リバイバル上映をするという事で、
先日、観てきた(2013年の話です)。
リバイバルなのになんとほぼ満席。大人気!

そして、映画は上記に書いたように、よくもまぁ、
こんな巨大ロボット×怪獣の対決というただそれだけに、
2億ドルもかけたもんだ笑
上記の様に日本でも有数の巨大スクリーンで観たことにより、
巨大ロボットと怪獣の対決の迫力と言ったらもう、
マジで本当に凄すぎる!!!!
これで興奮しなかったら何に興奮すると言うのだ!!笑

しかし、この徹底的に日本のアニメ的な設定で貫き通した事が、
逆に素晴らしい!
監督の心意気が最高すぎる!!!
脚本なんて大した事ないし、
出てる俳優だって別に正直、どうでもいい笑
(芦田真菜ちゃんの演技はアカデミー賞ものだ。
 素晴らしい演技!)

この映画は「巨大ロボット×怪獣」の戦いを
ただただ熱く見るためだけにある映画なのだ。

この映画には僕らが子供の頃の夢であった、
巨大ロボットアニメ、
マジンガーZガンダムイデオンボトムズ
ザンボット3でもマクロスでもダンバインでもいい。
怪獣だとゴジラキングギドラモスラか。
それとウルトラマンの愛すべき怪獣たち。

その全てをめちゃめちゃめちゃめちゃ金を突っ込んで、
世界最高の映像で蘇らせてくれたのである。
これに熱くならなくて何に熱くなるというのだ!!!

巨大ロボットアニメ世代には絶対に「必見」の映画であり、
小学生ぐらいの子供からは本当に興奮して、
必ずや巨大ロボット「イエーガー」の虜になること間違いなし!
むちゃくちゃおすすめの映画です!!
 

 

 ↓↓↓未見の方は是非↓↓↓

パシフィック・リム(吹替版)

パシフィック・リム(吹替版)

  • 発売日: 2013/11/27
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パシフィック・リム/アップライジング(字幕版)

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LEGO「レゴ シティ 海底潜水艦 60092」 これは買い!よく出来ている!

「レゴ シティ 海底潜水艦 60092」

レゴ シティ 海底潜水艦 60092

レゴ シティ 海底潜水艦 60092

  • 発売日: 2015/07/03
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

↑↑↑おすすめ!!!↑↑↑


僕らはレゴマニアなので、

「かなりのLEGOを買っている」

その中でもこの

「海底潜水艦」

のキットは出来がよく、
尚且つ価格がリーズナブルで、
キットとの費用対効果が非常に高い、
良質なキットなので、
どうしても書きたくなった。

この「海底潜水艦」のキットは、
今期2015年の後半モデルから加わった新しいカテゴリー
「海底探検隊」シリーズの中の一つである。

一番の大型キットは
探索船に海底潜水艦、海底に沈んだ宝船と
男の子の冒険欲を非常に良くとらえたキットになっている。

しかし、大型キットはなかなか買うのがやはり高い。
それに、上の船はいらないから海底に沈んだ宝船だけ欲しい!
なんていう願望も出てきてしまう笑

という事で、このシリーズで一番、
費用対効果が高いキットを探す事になるのだが、
それが、この「海底潜水艦」である。

金額も非常にリーズナブルで、
尚且つその割にはブロック数も多く、
海底潜水艦や宝物が隠されている海底の表現もいい!

組んでみると、

「本当に海底潜水艦の造形が素晴らしくて、
 ワクワクする」

昔、映画で観た「アビス」の潜水艇にそっくりだ!

下手したら、スター・ウォーズのレゴの
戦闘機系よりカッコいいぐらいである!

また、海底の宝物が隠されている
シチュエーションもいい。

クジラかな?の骨で隠されている。

また、ミニフィグ用のヒレや酸素ボンベ等、
このセットだけのアイテムもとてもいい!

僕は非常にお勧めです!!!

しかし、こういう良質なレゴは僕やレゴマニアは
当然、考える事は一緒なようで、
既にレゴショップでの在庫が無くなってきているとの事!!!

売り切れる前にレゴファンは是非、手に入れて欲しいと思う!

 

出典引用:LEGO スター・ウォーズ アビス

 

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レゴ シティ 海底潜水艦 60092

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  • 発売日: 2015/07/03
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レゴ(LEGO) シティ 海の探検隊 海底探査基地 60265

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  • 発売日: 2020/06/01
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

「スター・ウォーズ プラモデル」 バンダイの本気を見た!!世界最高峰のプラモだ!

スター・ウォーズのプラモデル」が、
今、話題になっていて、
僕も購入してみたのだが、
とにかくまず、

バンダイさんに感謝したい!!!!」

スター・ウォーズ ダース・ベイダー 1/12スケール プラモデル

スター・ウォーズ ダース・ベイダー 1/12スケール プラモデル

  • 発売日: 2014/11/22
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

↑↑↑組んだだけでほぼ完成!即購入した方がいいレベル↑↑↑ 


最初から飛ばして書くが、

「今までのスター・ウォーズ
 プラモデル史上で最高の出来だ!!!!」

この完成度の高さは半端ではない!!!

本当にバンダイさんの
「本気」が伝わってくる!!

これぞ

「ジャパンクオリティーだ!!」

アメリカ本国や他の国には

「絶対に真似が出来ないクオリティーである」

もう大絶賛だが、
いくら絶賛してもしたりないぐらいだ。

もちろんスター・ウォーズのプラモは
過去にも発売されているし、
僕も何度かチャレンジをしてみたのだ。

しかし、

どれもこれも接着剤を付けたり、
その後はやすりがけしなければならないわ、
色とかも塗らないと全然さまにならないわ、
更に、デカール等も上手く貼れないし、
面倒臭いので素組み(ただ組み立てただけの事ね)を
してみたものの、色も塗ってないから、
当然、

「全然、カッコ悪い。。。。。」

しかたがないので、
スミ入れだけしてみるものの、
それでも全然、よくない。。。。。

という事で、
スター・ウォーズのプラモデルは
ある程度のモデラ―が手を出すものと
相場は決まっていたのである。


ところが!!!!

バンダイさん、さすがです!!!!

このスター・ウォーズのプラモデルの完成度は

「世界でもナンバー1です!!」

もう言い切ります!

何が凄いかと言うと、
やはり、日本人って世界でも一番の

「プラモデル大国」

なのだ。

ガンプラから始まり、
本当にさまざまなプラモデルがある。

ガンプラもこの35年余りで、
目覚ましい進歩をしてきた。

その裏にはバンダイさんの開発能力がある。

それに、僕の周りのオタクや、
プラモデルを作っているモデラ―は
プラモデルに関しては

「世界で一番厳しい目を持っている」

と自負している。

そのぐらいレベルが高いのだ!

その厳しい目を何十年とクリアーしてきた、
バンダイさんが満を持して
スター・ウォーズのプラモを出したのだ。

バンダイさんの今回のスター・ウォーズ
パンフレットをたまたま手に入れたので、
読んだのだが、その

「職人魂」

は半端ではないのだ!

その小冊子を読んで買わない訳にはいかないと笑
スグに購入してみた。

今、作っているのはR2-D2であるが、
もう組む前から感動する。

 

↓↓↓接着剤なくて組んだだけでほぼこのレベル、本当に凄い!↓↓↓ 


「ランナーにつながっている状況で
 既に美しいのだ!」

ランナーにつながっている状態でも、
クオリティーの高さが際立っている。

更にこの35年のプラモの進化と共に、
大抵、この手の戦闘機ものや人物ものだと、
接着剤等が必須なのに、

「スナップフィット」と言って、
接着剤すら不要で、本当に、
ニッパー一つあれば作れるのである。

それも、この複雑な造形だから、
かなり作るのは大変だろうなぁ。。。。。
っと思っていたら、

「むちゃくちゃサクサク作れるのだ!」

それも、小冊子のインタビューにあったのだが、

「組み立て見本の達人」

がいるらしく、いかに組みやすく、
間違いにくいかを吟味して組み立て見本を
作っているとの事。

また、色プラによって、
直組みで既にほぼ感じは劇中のままの姿!
これはすごい事だ!

あとは付属のシールを貼り、
簡単にスミ入れをするだけで、
かなりのクオリティーになる。

本当になんて素晴らしいキットなのだ!!!

僕が小さい時、プラモデルを作るのは好きなのだが、
出来上がった時のあのカッコ悪さ。。。。。。

出来たらどんな形になるかワクワクしながら作るのに、
組んだ後は、落ち込んでいた。。。

あれから30年余り。

こんな素晴らしい模型を
簡単なプラモデルで実現できるなんて!!!

まじで超~感動する!!!

スター・ウォーズ好きなら、
絶対に買うべきだ!!

僕は出た種類はどんどん、買おうと思っている!

バンダイさん最高のプラモデルをありがとう!

夢が叶った気分です!

 

出典引用:スター・ウォーズ バンダイ 

 

 ↓↓↓C-3POも組んだが既にランナーが金ピカ!↓↓↓

スター・ウォーズ/最後のジェダイ C-3PO & R2-D2 1/12スケール プラモデル

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  • 発売日: 2017/12/16
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 ↓↓↓ダース・ベイダーもストーム・トルーパーも接着剤なくくみだけでこのレベル↓↓↓

 

5月20日までらしい!「ニンゲン観察!モニタリング」 石井竜也さんの歌が最高!!!マジ泣きしちゃったよ!

米米CLUB石井竜也さんが、

特殊メイクをして、

突然、バーベキュー会場で歌ったら、

どんな反応をするだろう??という

今までも有名歌手がドッキリ的に仕掛けてきた、

「ニンゲン観察!モニタリング」の人気企画だが、

 

今回の石井竜也さんの回がマジで最高!!!

 

LAST BEST ~豊作参舞~(通常盤)

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  • アーティスト:米米CLUB
  • 発売日: 2017/08/08
  • メディア: CD
 

 ↑↑↑米米CLUB最高です持ってない方は是非↑↑↑

 

こんな記事を読んでいる時間があったら、

今すぐ、TVer等で観て欲しい!!!

 

今までも歌手が突然、歌う企画があったが、

今回の石井竜也さんの回は、

 

最高傑作!!!!

 

石井竜也さんは米米CLUBの時代から、

バラエティー的な楽しさを演出する人なので、

この企画にドンピシャ!でハマっている!

 

石井竜也さんが特殊メイクで、

高齢の会社の会長に扮するのだが、

その演技もとても上手!

 

一曲目は下手に歌い、

二曲目で実力を発揮し、

三曲目でミリオンセラーの持ち歌を歌うという

絶対に外しようが無い構成も見事!!

 

僕の様な正にど真ん中世代には、

感涙間違いなし!!!

 

また、二曲目のあいみょん、スマップの曲の

アレンジも本当に素晴らしく、

フルコーラスで聞きたいくらいだ!!

石井竜也さんには是非、

最新の歌のカバーアルバムを出して欲しいと思う。

 

三曲目の浪漫飛行「君がいるだけで」は、

僕は本当に何度も何度も青春時代に聞いた曲だ。

この歌をライブで聴ける感動。

 

正にバーベキュー会場で騙された人と、

同じ様に青春時代を思い出し、

心底、グッと来てマジで泣いちゃったよ!!!

 

僕と同年代(団塊ジュニア世代)は、

本当に観た方がいいです!!

最近のTV番組の中でこれほど感動した事はないっす!!

青春時代に聞いた曲は本当に一生物だね!!泣

 

出典引用:米米CLUB ニンゲン観察!モニタリング TBS

 

↓↓↓米米CLUBベスト!最高です!↓↓↓

LAST BEST ~豊作参舞~(通常盤)

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Prime Video

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「マッドマックス 怒りのデス・ロード」これぞ映画!傑作!強く美しい女性達!女性こそ必見!

 

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

  • 発売日: 2015/09/01
  • メディア: Prime Video
 

 ↑↑↑女性こそ必見!↑↑↑


映画好きの間で結構、
話題になっている

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

を観てきた。

マッドマックスシリーズに関しては、
僕らの世代なら「伝説」のシリーズとして、
記憶に残っている人も多いだろう。

メル・ギブソンを一躍スターダムに押し上げ、
その後、日本で超有名な「北斗の拳」の原案にもなった映画だ。
(たまに若い人は北斗の拳が先と勘違いしている人がいるが、
 マッドマックスが先だから笑)

荒廃した世界観、ライダースジャケット
革の上下にスタッズバリバリ、
モヒカンヘアー等のパンクテイスト、
その後のファッションカルチャーにも
かなりの影響を与えた作品でもある。

オリジナル3部作は
僕も当然、大好きでその後、
未だにファッション等のエッセンスを
取り入れているぐらいだ。

モヒカンヘアーはゆうに及ばす、
ダブルのライダースジャケット等も、
遠く小学生ぐらいに観た、
マッドマックスへの憧れの思いが入っている。

さて、その伝説のシリーズの最新作だが、
既に15年前には4作目の制作が動いていたのだが、
過去の伝説のシリーズの再始動と同様、
トラブル等が付きまとうもので、
結局、撮影の延期、主役で正にマッドマックスの
顔とも言うべきメル・ギブソンの降板等、
かなりの問題があり、やっと完成までこぎつけた作品である。

また、監督がオリジナルのジョージ・ミラーである。


大抵、こんな悪条件が重なったら、
映画は大失敗か大コケ、もしくは
過去のシリーズの人気でなんとか興行収入
ちょっとは行くものの
概ね、僕らみたいなオールドファンは
不満ブーブ―で

「こんなの俺たちのマッドマックスじゃねぇ!!
 やっぱりオリジナルシリーズには勝てねぇな!」

って啖呵を切って、批判する映画が出来上がるのであるが、

びっくりするが、今回は全く正反対で

「監督ジョージ・ミラーはまたまた新たな最高傑作を作り出した!」

のである。

というよりだ、
僕なんかのオールドファンの思い以上の物を
作り上げてきたのだ!

これは凄い事である。

まず、オールドファンからの懸念点であった、
メル・ギブソンの降板だが、
まぁ、今さらおじいちゃんのメル・ギブソンが出てきても、
あのアクションは正直、不可能だったろう。

「インディー・ジョーンズ」の最新作、
クリスタルスカルの映画の冒頭で
ハリソン・フォードが登場した時、

「あぁ、ハリソン・フォードも老けたなぁ。。。。。」

って感慨深く思ってしまったのは僕だけではないだろう。

そう往年の映画ファンというのは
好きなシリーズであれば何十回も観るもので、
例えば「スター・ウォーズ」や「インディー・ジョーンズ」等の
シリーズはそのファンの中では全く年月の経過はないに等しいのだ。

なので、実際に新シリーズで往年の俳優等が
登場するとなんか複雑な気持ちになるのだ。

しかし、今回の「マッドマックス」は
俳優も一新し、新しいヒーローを
ダークナイト ライジング」の
べイン役で圧倒的な存在感を見せ付けた
トム・ハーディーを起用した。

正直、このマッドマックスシリーズの
主人公のオファーを受けるのは、
かなりのプレッシャーだろう。

伝説のシリーズで、
僕らのようにマックスへの思い、
更に

「マックス=メル・ギブソン

という固定観念があるからだ。

そこを変える程の演技を見せられるか?
というのは本当にプレッシャーのはずだ。

僕が現在まで観た映画で
最高の演技だと言ってはばからない。
ダークナイトのジョーカー役 ヒース・レジャー
同じぐらいのプレッシャーを負っていたと
言っても過言ではない。

さて、そのぐらい僕らの世代からは、
思い入れが強いマッドマックスの最新作は
どんな映画になっただろうか?

その前に笑
僕はこのマッドマックスの最新作は
正直、ビデオでもいいかと思っていたのだが、
映画評論家や映画通の人達の
評判がやたらいいので観に行く事にしたのだ。

しかし、半信半疑だった事はいなめない。

ちょっと、ストーリーを観賞前に読んだのだが、

「奴隷になっていた女性達が支配者から逃げ、
 それをマックスが救う」

という事だった。

この簡単なスクリプトを読むとついつい僕ら世代は

「女性がまさかマックスの片腕的な役割をするのか?
 そんなの俺たちのマッドマックスじゃない!!」

と思ってしまうのだ。

そう、1979年公開のマッドマックスからのシリーズは
まだまだ男性がマッチョな映画が全盛だった時代だ。

それに僕の世代も、
男性が女性を守る的な価値観が強かった。

その「男くさい」映画の象徴としてマッドマックスが
屹立していたことは間違いがない。

日本的には「北斗の拳」の世界観そのままだ。
ユリアが守るべき女性の象徴だ。

それにその時の時代背景的にも
女性は

「弱く守るべき対象」

というのがまだまだ強かった。
(今の時代の様な草食男子、肉食女子なんて言葉なんて、
 皆無だったからなぁ笑)

そういう様々な観念がある中で、
僕の中では特に

「マッドマックスも女性が活躍する映画になったか。。。
 時代に迎合したのか?」

という思いがあったのは仕方がない事だ。

僕ら純粋な初代「マッドマックス」ファンとしては、
往年の

「男らしい男の映画」

を期待してしまうのは人情というものである。

という、
もろもろの往年のファンの思いも吐露しつつ、
映画館に足を運んだのだ。

複雑な思いのまま映画を観賞し出したのだが、
冒頭のシークエンスを過ぎた辺りで、
上記の杞憂は全て吹っ飛んだ。

監督ジョージ・ミラーは冒頭でも記したように、
新たな最高傑作を作り上げてきた!

これは凄い事である。

30年以上も前のシリーズの監督が、
時代を読み、的確に作品に反映させ、
なおかつ原作のエッセンスも全てぶち込んできた!

一言、

凄い!!!!

何が凄いかというと、
アクションのほとんどがCGを使わず、
生のアクションで作っているという事だが

「おいおいおいおいおいおい、
 本当に何人か死人がでてるんじゃねぇか????」

ってぐらいアクションシーンが凄過ぎる!

以前のシリーズでもスタント中に
スタントマンの死亡説が流れたぐらいなのに、
今回のアクションはその数十倍も凄い!
(もちろん、この手のアクション物は僕は
IMAXの3Dで観る様にしている。)

それにストーリーは僕がさっき、
上記したたった3行ぐらいのシノプシスだけと言っていい笑

とにかくその逃げた女性達とマックスがひたすら
戦い、逃走する。

本当にこれだけである。

シンプル過ぎる程のシンプルな映画だ。

しかしだ、このシンプルさ、
このアクションの激しさ、
セリフだって本当に少ない笑

ただただ、映画を見ている間、
次から次へと現れるアクションシークエンスに、
夢中になって画面に釘づけになる!

映画を見ている間に僕は思ったのだ

「あぁ、何て懐かしい感覚なんだ」

そう、80年代の映画も観終わった後、

「全く何も自分中に残らなかったけど
 とにかく面白かった!!!!」

という感覚が映画を観た後にあったものだ。

映画を観た後のカタルシスである。

その後、だんだん、ただただカタルシスだけの
映画をみるのは「アホだ」みたいな風潮になり、
小難しい映画や隠喩が効いている映画、
アクション映画でも2重、3重のシナリオ上の
仕掛けを入れる等の複雑な映画手法になってきたのだ。

もちろんそういう映画も僕は大好きだが、
この十数年以上の間で、

「こんなにシンプルで素晴らしいアクションシーンが
 連続し、単純に凄かった!面白かった!」

という映画を観た事は無かった。

そう、ちょうど、去年観た

るろうに剣心 京都大火編」

を観た時の様に。

るろうに剣心も時代背景等は複雑だが、
アクションシーンがこれでもか!!!と連続する所は
素晴らしい活劇映画の鏡みたいな映画だった。

そういうアクションシーンによるカタルシス
同一ベクトルにあるのだが、
この「マッドマックス」最新作は
それを更にシンプルにしてきた。

本当に内容なんて何もない笑

「追う者と追われる者の戦い」

これだけである。

しかし、この単純な構造で、ひたすら戦い、
その戦いの中でドラマを入れ、
見せ場や感動を入れる。

これぞ映画だ!!!!

と言いたくなる。

それに、上記のマッチョな男の映画というのも、
今回のシリーズで全くベクトルが変わった。
この映画はもはや主人公はマックスではなく
逃亡する女性達のリーダーフュリオサ役の
シャーリーズ・セロンである。

とにかくこの

シャーリーズ・セロンの美しさは剃刀の様だ!」

顔に油を塗りたくろうが、
坊主頭だろうが、片腕がなかろうが、

「美しいのだから手がつけられない笑」

もちろん逃げ出した女性達はみんな美しいのだが、

シャーリーズ・セロンの美しさ、気高さ、強さは別格である」

マックス役のトム・ハーディーもなかなかいい演技をしているが、
どうしてもオリジナル版のメル・ギブソンのマックスには、
往年のファン的にはまだ違和感を覚える。

しかし、シャーリーズ・セロンの余りの神々しさから、
その役者的な不足分を補って余りあるほどの
パワーが画面から照射されてくる!

それほどなのだ。

監督ジョージ・ミラーはこの勝負にハッキリ言えば

「勝った」

のだ。

もちろんジョージ・ミラーの造り出した
「マッドマックス」という世界観が
30年以上経過した今でも
全くコンセプトとしてブレる事がなく、
更に強固だったという事もある。

ジョージ・ミラーは自ら
偉大な監督であったと証明してみせた。

その監督の「強さ」があるのも映画ファンとして
驚いたが、それにプラスして更に

「キャスティングの勝利」

が効いている。

どうしてもマックス一人だと
マッドマックスというシリーズ物の
荷が重すぎるのだ。

そこを視点を変化させて、
時代に合わせ女性にフォーカスし、
なおかつキャスティングの
シャーリーズ・セロン他がもろに役にハマった。

映画を観ている途中で僕も意識を切り替えたのだ。

「これは女性が主人公の映画だ。
 過去のマッチョな時代の男の映画ではない」

と。

その事によって、
上記したような杞憂は全て消え去り、
大傑作の誕生を認識できたのだ。

とにかく凄い!

アクションシークエンスのシャーリーズ・セロン
戦いっぷりに強い美しさ、気高さは

「本当に女性こそ観て欲しい!!!!」

絶対に女性もその「女性としての強さ!」を
誇りに思うだろう。

そのぐらいカッコいい!のだ!

そして、生命力の話だ、

「何が何でも生きる」

このシンプルな思い!

いいじゃないか!
僕は大好きだ!

この映画は宣伝方法も往年のファンや
男性向きのキャンペーンを張っているが、
絶対に女性に対してキャンペーンを張った方がいいだろう。

僕的には是非、女性に観て欲しい映画である!!

どうしても暴力描写等で、
女性は嫌煙するかと思うが、

「女性の強さを再認識する映画」

としても、本当にお勧めである!

もちろん、アクション好きの男性も
是非、観て欲しい!!!最高です!

 

出典引用:「マッドマックス」ワーナー・ブラザーズ 「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」「るろうに剣心」他

 

↓↓↓女性にこそ観て欲しい!!↓↓↓ 

 ↓↓↓往年のシリーズもおすすめです!↓↓↓ 

マッドマックス(字幕版)

マッドマックス(字幕版)

  • 発売日: 2013/06/01
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映画「セッション」 映画史に残る金字塔!息をするのも忘れるほどの緊迫感!

映画「セッション」

セッション(字幕版)

セッション(字幕版)

  • 発売日: 2015/10/21
  • メディア: Prime Video
 

 ↑↑↑とにかく観て欲しい!!↑↑↑

※後半からネタばれで展開します!
 未見の方はご注意を!

今年のショ―レースでの
ダークホースはこの「セッション」だろう。

サンダンス映画祭やゴールデングローブでも
賞を取り、さまざまな映画賞を総なめ。

アカデミー賞でも5部門ノミネート、
3部門受賞という快挙を成し遂げた!

僕はこのブログでもJAZZ好きな事は
書いているし、年代的には
「スポ根」ものもど真ん中の世代だ笑
公開したらスグにでも観に行こうと
思っていたが、このタイミングになってしまった。

この映画を知った時に、
一番、意外に思った事は
アメリカもこういう根性論的教師が
いるんだぁ!!!って事だ。

もちろん、過去のアメリカ映画でも
軍隊物には鬼軍曹はよく出ているが、
他のジャンルの教師でここまでの
鬼軍曹ぶりなものは見た事がなかったからである。

ストーリーは予告を見れば分かる通り、
音楽を目指す若きジャズドラマーが
名門音楽院の鬼軍曹ばりの
音楽教官から地獄のしごきを受ける話である。

このストーリー展開は
日本人には非常に受け入れやすい設定だ。

日本でも有名監督なんかは
鬼軍曹的な人がごろごろいるからである笑

だから、余計に良く分かる内容になっている。
誰でも部活等で一度はなんとなく経験しているからだ。
映画を見て、アメリカ人なら、
ここが限界の追い込まれ方なのかもしれないが、
正直、僕が昔、部活で受けたしごきの方がきつかった笑

教師に殴られるのなんて日常茶飯事。
竹刀でもよく殴られた。

野球部だとケツバット。
正に「巨人の星」そのままの根性論的しごきだ笑

正直、日本人的にはぬるいと感じる場面もある。
アメリカ人からみたら拷問に等しいのだろうが笑)

さて、映画の内容に関しては上記以上の事はないのだが、
なぜ、このシンプルな内容の映画が、
ここまで各映画賞を総なめしているのかというと、
タイトルでも書いた様に

「異様なまでの緊迫感の描写が秀逸」

なのである。

誰でも小さい時や、
学生時代に先生に怒られる時の気持ちになる。

また、その怒られる教室の密室感や
空気感まで見事に再現されているからである。

映画を見ていると、まるで

「自分が失敗し、怒られるような気持ちになるのだ」

その追い込まれ方も半端ではなく、
見ている観客も徐々に
精神的に追い込まれていくのである。

この辺りは「ブラック・スワン」と一緒で
まるで「スリラー物」のようだ。

それにしても、アカデミー助演男優賞を受賞した、
J.K シモンズの演技は圧巻だ!

その激しい全身からでる罵倒と、
静けさ、意地の悪さは半端ではない笑

この演技でアカデミー賞がとれないわけがない。

主演のマイルズ・テラ―も非常にいい演技をしている。
何よりもドラムが最高にいい!

ちなみに、この映画は

「JAZZ映画ではない!!」

論争がアメリカのJAZZシーンを筆頭に
起こっているらしいが、

確かに「JAZZ映画ではない」

この映画はJAZZをモチーフにした、
アクション映画の様だ。

このデイミアン・チャゼル監督のインタビューを聞けば分かる。

「この映画では音楽系ではない映画を参考にしたんだ。
 『セッション』は、音楽映画というより、
 アクション映画のように作りたいという気持ちが強かったから。」

この言葉通り、
鬼教師フレッチャーとの場面は

「完全にアクション映画の様だ」


※以下からはネタばれでいきます!
 読む方はご注意を!!!


後半の場面でマイルズ・テラー扮するアンドリュ―が
出血してもドラムを叩くシーンがあるが、
この血はなんと

「本物のマイルズ・テラ―の血」

なんだそうだ!!!

撮影中でも既にそんな極限の状況だったのだ!


更に、ラストの9分19秒。

もう巷では噂になっているこのラストだが、
この9分19秒だけでも短編として成立し、
最高の賛辞を浴びる程の素晴らしいエンディングである。

監督はインタビューでこの映画のテーマを

「素晴らしい演奏にするために、
 どこまでやって良いのかというジレンマに焦点を当てたかった」

という事である。

あらゆる才能がTOPを目指す時に、

「どれだけの犠牲を払うべきか」

という根源的な問いかけである。

実際、デイミアン・チャゼル監督自身も
高校時代にジャズ・ドラマ―で
この映画の様に鬼教師からの指導で、
トラウマになってしまい音楽の道を諦めたという
経歴があるのだ。

そのトラウマに監督は挑んだのだ。¥

さて、ラストの展開に関してだが、
ラストの演奏は映画の中でも
ベストオブベストの演奏で、
圧巻の一言である。

しかし、その演奏までに行きつく道程には、

「あの鬼教官フレッチャーの指導があったから」

でもある事は明白であるのだ。

あの地獄のような特訓で、
追い込まれなければアンドリューは
ここまでは到達できなかったはずだ。

それが、ラストの演奏によって昇華されている。

つまり、パラドックスに入ってしまうのだ。

「ここまで追い込まれなかったら、
 ここまでの演奏までには到達できなかった。」

「しかし、ここまで追い込んで良いものか?」

というパラドックスだ。

この疑問が僕の中でぐるぐるぐるぐる回っている。

そう、これこそが監督が目指した映画のテーマでもある。

それにこの映画は中毒性がある。
なぜかあの鬼教官フレッチャーの緊迫感のある、
空間に戻りたくなるのだ。

不思議な魔力がある映画だ。

とにかく、本当に素晴らしい映画!!

未見の方は今すぐ見る事をおすすめします!!!

 

出典引用:「セッション」 ギャガ

 

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映画「レヴェナント」 レオナルド・ディカプリオ アカデミー賞受賞作を観てきた!

「レヴェナント」を観てきた。

レヴェナント:蘇えりし者 (字幕版)

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↑↑↑大自然が最高!!↑↑↑


レオナルド・ディカプリオが悲願の
アカデミー主演男優賞を獲得した作品だ。

他にも監督賞、撮影賞も受賞している。

簡単な作品の内容は上記のバナーか、

Wikiで見てもらうとして、

完全に「復讐」物だ。

監督は「バードマン」でアカデミー賞を獲得している、
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督。

2年連続のアカデミー賞に絡むという、
今、勢いに乗っている監督だ。

さて、映画の内容に関してだが、

まだ、未見の方に一つだけ言いたい事は、

「とにかく大スクリーンで見てください!」

ということである。

とにもかくにもこの

大自然の素晴らしさ、過酷さ」

が画面の中から溢れでてくるようだ。

本当に圧倒的な迫力で迫ってくる。

この自然の光景はオスカー常連のカメラマン、
エマニュエル・ルベツキが自然光のみで撮り上げたという事だが、
本当に凄い迫力!!!

それも撮影に携わっている人ならわかるが、

「自然光だけで撮るなんてとにかく時間がかかる」

黒澤明監督が

「雲待ち半年」

なんていう撮影に適した雲が現れるのを
半年も待ったという伝説が残っているが、
自然光で全て撮影するという事は、

「すべて自然任せで画がいつ取れるのか分からない」

という事である。

ライティングでセッティングした方が、
遥かに「楽」だし「時間」も節約できる。

しかし、

「自然光というのはやはりライティングには出せない
 自然な光の柔らかさや雰囲気」

が撮れる。

僕らの様な映像制作者は
なかなかそんな予算もかかる方法で、
撮影はできないが、
それをやりきったというのは凄い事である。

その努力の甲斐があり、
上記したように圧倒的な自然の迫力を
画に収める事に成功している。

なので、その大自然の映像美を
とにかく大スクリーンで堪能して欲しいのだ!

さて俳優に関してだが、
今回レオナルド・ディカプリオが悲願のオスカーを獲得した。
長年、オスカーに見はなされた俳優として有名だったが、
本当に何度目かの正直でやっとオスカー像を手にした。
良かったね!僕も取らせてあがたかったので、素直にうれしい!

映画を観ていると、
確かにアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が、
インタビューで話していたように

レオナルド・ディカプリオは目で演技ができる俳優」

である。

このレヴェナントは特に前半は、
サバイバルをしている状況だから、
セリフが極端に少ない。

要するに

「目と表情、ボディランゲージだけで全ての
 感情を表現しなくてはならない」

というとても難しい役だ。

それをレオナルド・ディカプリオは見事に演じている。

彼の目を見れば感情が見えるようだ。
レオ様は本当によくがんばった。

また、敵役のトム・ハーディもいい味をだしている。
この人は敵役をやらせたら最高だね!

ダークナイト ライジング」でも素晴らしい敵役を
演じていたが、今回も最高の演技を見せている。

この二人の存在感の対比が素晴らしいね。

映画の内容的には正直、そんなに新しくもなんともない。
よくある復讐劇である。

しかし、その簡単なプロットを
圧倒的な大自然の美しさと厳しさの中で
描く事で、古くて新しい映画像を提示して見せた監督の
手腕はさすがである。

特に前半のサバイバルは
そこまでして生き抜く!!!ってぐらい凄い!

是非、見たいと思っている人は

「大スクリーンで!!!」

 

出典引用:「レヴェナント」 20世紀フォックス

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