趣味のソムリエ

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「JAZZは「今」という瞬間を永遠に留める芸術」 だからこそ人生を楽しもう!

 
アット・ザ・ファイヴ・スポット Vol.1+1

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ずっとJAZZ熱が冷めない。
冷めないどころか、
ますますJAZZ熱に浮かされている状態だ。

JAZZとは「今」という瞬間を切り取った音楽である。

JAZZは即興演奏(アドリブ)が、
モダンJAZZ以降のメインストリームだ。

その即興演奏は

「一度切りの人生で、
 「今」という瞬間を表現する音楽」

である。

JAZZミュージシャンは

その瞬間の演奏に人生をかけるのだ。

チャーリー・パーカーを始め、
アドリブに全てをかけたミュージシャンは

「二度とこないこの瞬間を音に置き換え、
 即興演奏(アドリブ)で表現するのである」

だからこそ、
組む相手、演奏している会場の雰囲気、
その日の体調等によって、
演奏が全て違うのだ。

ここが他の音楽と決定的に違う所である。

以前、JAZZの本質は

「メロディーを聴くのではなく、
 ミュージシャンの演奏を聴く」

という事だと他のブログに記載したことがある。

それを更にもう一歩JAZZの本質に踏み込むと、

「ミュージシャンの即興演奏(アドリブ)の
 音が「今」この瞬間に造り出された
 そのスリルを体験し、
 自分もその生まれたばかりの音楽と同化する」

という所がJAZZの何物にも代えがたい快感なのである!

少々、理解が難しいかも知れないので噛み砕いて書くと、
他の音楽は通常メロディーという、
規定の音の羅列を基本とする。

通常の歌、楽曲などは、
分かりやすいメロディーの
リフレインを聞いている。

他の主流な音楽は皆この

「メロディーを聞いているのである」

しかし、JAZZは違う。もちろん、

曲が始まる冒頭でテーマは掲げられるが、

その後はそのミュージシャンの
即興演奏(アドリブ)で組み立てていく。

その即興演奏(アドリブ)は正に、
今、その瞬間にミュージシャンが
音にした音楽だ。

その音は人生と同じように

「その瞬間。そのタイミングしか出せない音。
 を聞いている」

ミュージシャンにしても、

「二度と吹けない、叩けない、演奏できない
 音楽を出している」

チャーリー・パーカーの有名な
「フェイマス・アルト・ブレイク」
という曲というかパーカ―のソロだけ抜いた、
1分にも満たない作品があるが、
この作品は「チュニジアの夜」という曲を
収録している時に他のメンバーは出来が悪く全て、
カットしたのだが、パーカ―のアルト・サックスの
ブレイク(即興演奏部分)が素晴らしかったので、
この部分だけでも十分、価値があると
レコード化されたものだ。

ここにJAZZの本質がある。

そう、JAZZは曲全体ももちろん考慮された方がいいのだが、

「人生と一緒で過ぎ去る瞬間、
 二度と取り戻せない瞬間の音楽なのである」

リアルな演奏は本当にその

「1回限りの演奏」

であるのだが、それを録音収録し、

「「今」という瞬間を永遠に留める芸術が
 JAZZの本質である」

エリック・ドルフィーの亡くなる直前の
アルバムの最終曲が終わった後に
ジャズ史でもミュージシャン自身が語った言葉(録音)では、
もっとも有名な言葉が飛び出す。

ここでは引用ができないので、

是非、ご自身で確かめて欲しい。

エリック・ドルフィーの言葉はJAZZの本質、いや、

人生の本質 を表している。

だからこそ、音楽も人生もこの一瞬を大切にしようではないか。

 

 出典引用 エリック・ドルフィー EMIミュージックジャパン

 

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