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「るろうに剣心 伝説の最期編」前篇 やっと見てきたぞぉぉぉ!!(ネタばれあり!)

(冒頭からネタばれあり!映画未見の人は注意!!)


先月の初日に「るろうに剣心 京都大火編」を
観てから、もうこの続編が観たくて、
観たくてしかたなかったのだが
やっと観に行くことができた!!!

(2014年の記事です)

 ↓↓↓大傑作!観るべし!↓↓↓

るろうに剣心 伝説の最期編

るろうに剣心 伝説の最期編

  • 発売日: 2015/01/07
  • メディア: Prime Video
 


前作のラストで比古清十郎役の福山雅治さんが
1カット登場し、否が応でも期待が盛り上がって
終わるラストシーンは秀逸だった。

そのラストシーンから続く感じで、
今回は物語が始まる。

さて、その出来はいかに?!
という感じなのだが、
実際は

「やっぱり3部作って難しいな。」

という思いが半分、まぁ、よく頑張った!
という感じが半分ぐらいである。

作品単体だけみると、
他の邦画のアクションムービーに比較すると、

「圧倒的に面白い!」

のだが、やはり敵は前作の「るろうに剣心 京都大火編」なのだ笑

僕が余りにも大絶賛した前作のブログを再度、
読んでいたければ、そのあまりの素晴らしさが
ご理解頂けると思う笑

この中でも記載しているが、
このるろうに剣心 京都大火編」の何が凄いか?
というのを端的に言うと

1、緋村剣心役の佐藤健さんの

  演技、身体能力、役者魂が半端じゃない!

2、敵役の志々雄真実役の藤原竜也さんの演技が半端じゃない!

3、これ以上は映画の中で存在しないという程の、
  斬新で新しいソード・アクションの金字塔!

4、その他のキャラクターも役とあっていて非常にいい!

 
という所である。

この中の全てがるろうに剣心 伝説の最期編」にも
もちろん入っているのだが、

伝説の最期編は「その割合が違うのである」

前作の「京都大火編」は3のソード・アクションも
最初の戦いである村のシーンでもう

「全開フルスロットル状態!!!!」

だったのだ。

その後も戦闘シーンは全て

「全開フルスロットル!」

状態で突っ走る。

戦いのシーンの中にドラマ部分があるという感じだ。

それが今回は前半は上記、
剣心の師匠役の
比古清十郎役の福山雅治さんとの絡みが占める。

もちろん、物語上は非常に重要なシーンなのは
理解ができるのだが、ちょっと、
多くの映画やドラマ等を観てきた人間としては、

「予定調和な演出」

なのだ。前作の様な破天荒さがちょっと、
ここではトーンダウンをしている印象だ。

また、剣心の師匠役という非常に難しい役どころを
福山雅治」という超~大物タレントの
ネームバリューによって、
ごまかしたのは確かに功を奏しているし、
福山さんもなかなか頑張っていると思うのだ。

僕はここのシーンを原作で読んでいないので、
この配役が当たり役なのかはよく分からないが、
まぁ、映画としては成立していると思う。

しか~し!!!!!

前作「るろうに剣心 京都大火編」では、
剣心役の佐藤健さん、志々雄真実役の藤原竜也さんの演技が
あまりにも圧倒的で更にそれぞれのキャラクターの役者が、
まるで乗り移っている様にキャラクターを
演じているのに比較すると、
ここの前半はちょっと冗長過ぎるきらいがある。

非常に分かりやすく書けば

「ダレる」

のだ。

ここは福山雅治さんを起用したのが、
シーンが長い分、仇になってきている。

前作の「るろうに剣心 京都大火編」では、
それぞれのドラマ部分にやはり
志々雄真実役の藤原竜也さんの

「圧倒的な演技力」

が入っていたので、映画の迫力がかなり違っていたのだ。

今回の「伝説の最期編」を観て、
以前もこれと全く同じ心境になった事を、
思い出したのだ。

それは僕が観た役者の演技の中で
これを超えるものは存在しないと
確信して言える

ダークナイトでジョーカー役のヒース・レジャー

の事である。

映画「ダークナイト」は新バットマンシリーズとして、
クリストファー・ノーラン監督がメガホンを取った。

正直、最初の「バットマン ビギンズ」は
僕的には今一だったのだが、
そのシリーズ第二弾の「ダークナイト」が
全米公開から物凄い評価と興行収入をたたき出している!
という事で、劇場公開に期待もせずに観に行ったのだが、
正直

「観に行って度肝を抜かれて言葉がでない程だった」

何がそんなに凄いのかってそれは、
上記したように

「ジョーカー役のヒース・レジャーの演技の凄まじさ」

である。

この辺りは語り出すと止まらなくなるので、
今度にするが、そのヒース・レジャーの演技の
凄まじさにダークナイトは永遠の名作になったのだ。
(残念なことにヒース・レジャーはこの役の影響もあり、
 亡くなってしまった。。。。
 確かにダークナイトを観ると死ぬ演技をしているのだが。。)

バットマンシリーズも3部作という事で、
ダークナイトの後に最終作「ダークナイト ライジング」が
公開されたのだ。

映画の出来は正直「申し分のない出来」なのだが、
残念なのだが


「ジョーカーがいるいないだけの差で、
 作品がこんなにも違うものになるのか。。。」


という事が如実に出てしまったのだ。
作品のクオリティーは前作の「ダークナイト」と全く一緒、
いやそれ以上かもしれない。

しかし、そのクオリティーの向上よりも

ヒース・レジャーのジョーカー役の演技の方が
 圧倒的なスケール感だったのだ。」

ちょっと、長々と「ダークナイト」の事を書いてしまったが、
今回の「伝説の最期編」もそれと同じような印象がある。

志々雄真実役の藤原竜也さんの演技が
前作の「るろうの剣心 京都大火編」では
要所要所に登場する。

これが、映画にとっては非常に

強烈なスパイスになっていたのだ。

福山雅治さんもいい演技をしているのだが、
さすがに藤原竜也さんの役者魂全開&ハマり役には
太刀打ちできていない。

だから、前半が前作に比較するとダレた印象になっているのだ。

しかし、「ダークナイト」同様、作品のスケール感が
落ちている訳ではないのであるが、
なんか前作に比較すると「物足りない感」がどうしてもあるのだ。

また、その後、四乃森蒼紫役の伊勢谷友介さんとの死闘や
煉獄の船上での決戦等が、繰り広げられるが、
全体的に、トーンダウン感があるのは否めないのだ。

それはやはり「るろうに剣心 京都大火編」を
僕ら観客は既に観てしまっているからに他ならない。

やはり、それを超えている事がまずは規定課題だからである。

今回の殺陣で秀逸だったのは、

宗次郎役の神木隆之介さんと戦いは、
非常にスピーディーで前作以上の
ハイスピードバトルが楽しめた。

更に最終決戦である、

志々雄真実役の藤原竜也さんとの決戦も
正に「死闘」という感じで素晴らしい戦いを描いている。

ダークナイト」との違いはやはりこの
志々雄真実役の藤原竜也さんがいるという事で、
映画がなんとか3部作で締まった!!

という事であろう。

やはり観客としては

緋村剣心役の佐藤健さんと志々雄真実役の藤原竜也さんの
 役者魂をかけた演技の戦い」

を観に行っているようなもんだからだ。

しかし、とにも書くにも藤原竜也さんの演技力は
素晴らしい!!!!

この映画は佐藤健さんも素晴らしいが、
敵役の藤原竜也さんのキャスティングが無ければ、
ここまでの完成度は見せなかっただろう。

映画の出来としては、3部作の定石でやはり
2部作目が一番おもしろい笑

という結果だとしても、

この3部作目も十分にその役割は果たしている。

るろうに剣心」の続編を僕は観たいと思うが、
今回の「伝説の最期編」を観ると、

「敵役のキャラクターで

 志々雄真実役の藤原竜也さんと同等以上の
 キャラクターを持ってこれるか????」

というのは最大の課題だろう。

いやぁ、まぁちょっと辛口だったが、
なんだかんだ楽しかった!!!!

それとこの映画はやっぱり、

劇場で観ないと迫力がないよ!

僕は再度「京都大火編」を観に行こうっと笑

 

出典引用:「るろうに剣心 京都大火編、伝説の最後編」 ワーナー・ブラザース 「ダークナイト」 「ダークナイト ライジング」

 

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るろうに剣心 伝説の最期編

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