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映画「るろうに剣心 京都大火編」後編 マジですげぇ!!!映画史に残る大傑作だ!

るろうに剣心 京都大火編 後篇」

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るろうに剣心 京都大火編

るろうに剣心 京都大火編

  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: Prime Video
 

さて、後編である。

今回は役者だ。

前作に引き続き
神谷薫役には武井咲
佐之助役には青木崇高
斎藤一役は江口洋介が出演している。

3人共に前作よりも役が
体にしみ込んでいるのか、
より表現力が増した演技を見せている。

この3人も好演しているのであるが、
今回から加わった新たなキャストが、
かなり存在感がある。

瀬田宗次郎役の神木隆之介
演技がまず素晴らしい。

剣心とはまた違い、
普段はひょうひょうとしたキャラなのに、
剣を持たせれば剣心と互角の戦いを繰り広げる。

本当にこの映画の成功の一つは

「この漫画の中でした存在できなかった

 やさ男が人切りとして成立する」

という事に真実味を帯びさせた事であろう。

この瀬田宗次郎役の神木隆之介
役どころも正にそうだ。

一見、見た目は弱そうなんだけど、
剣を持たせるとその瞬間に、
スイッチが入る。

また、全然、悪びれるでもなく、
人を切ってもなんても思わない雰囲気も
抜群の演技で神木隆之介が演じている。

更にだ、

四乃森蒼紫役の伊勢谷友介
殺陣のまた凄いこと凄いこと!!!

今回の俳優のみなさんは物凄く殺陣の練習を
されたようだが、とにかくその成果が
結実しているねぇ。

本当にここまで追い込むには相当なものだ!
天晴れ!という感じである。

更に更に
翁役の田中泯は高齢にも関わらず、
あれだけの動きを見せるとは
本当に目を見張る!

そして、最後は当然

何と言っても

「志々雄真実役の藤原竜也の演技が半端じゃない!!!!」

大体、原作は漫画だからこんな

「全身包帯ぐるぐる巻きのミイラみたいな
 キャラクターが成立」

するのだが笑

それを実写で更に存在感を持たせて、
嘘くさく無く、そしてこの映画の主題に即した
演技をさせるのは正直、不可能に近い事である。

それを成立させたのは、
メイク等の技術ではない。


藤原竜也の迫真の演技だからだ!」


この志々雄真実のキャラクターを演じられるのは、
日本では藤原竜也しか存在しないだろう。

大体、顔中、包帯だらけで、
正直だれが演じようが、
CGだろうが分からないくらいだ笑
なんていっても目と口しか出ていないのだから。


しかし、藤原竜也は志々雄真実という
全身包帯巻きのミイラ男に命を吹き込んだのだ。

冒頭の登場シーンからその

「圧倒的な演技力で志々雄真実という
 キャラクターを成立させてしまっている」

普通だったらこんな変なキャラクターを
実写でやったら、絶対に浮いてしまう。

それを藤原竜也は目とその
声の迫力、言い回し、感情表現で
カリスマ性を画面上からも迫ってくるほどの
迫力で訴えかける。

藤原竜也はご存じのとおり演技派だ。

しかし、今回のこの全身マスクで覆われた
志々雄真実というキャラクターを演じた方が、
その「天才的な演技力」が良く分かる。

本当にため息がつくほど素晴らしい演技だ。

この「るろうに剣心 京都大火編、伝説の最期編」は
俳優陣も素晴らしいのだ。

また、佐藤健の演技や殺陣も進化している。
前回はまだ迷いや初めてだった事もあり、
殺陣も十分素晴らしいのだが、
今回のこの佐藤健の殺陣を観てしまうと、
やはり、今回の方が遥かに素晴らしい動きと
演技をしている。

恐らく佐藤健の中でも自信がついたのだろう。

前作よりも更に「剣心度」が増しているのだ!

やはり佐藤健ではないと
るろうに剣心」は成立しないと思わせる演技である。


さて、この2部作の制作発表がされた時に、

「ほう、もうスグに作るのか。
 更に2部作とは。」

と僕は意外に思っていたのだ。

それは、この「るろうに剣心」が当たった事で、
大友監督のもとには様々な映画のオファーがあったはずである。
それなにのなぜこの「るろうに剣心」の続編を
また作るのか???

普通だったら、違う映画を何本か撮ってから、
また続編を作るという方が分かる。

そう疑問に思っていたのだ。

その事に関してまた、
大友監督がインタビューに答えていた。

「早くやらないと、佐藤健ができなくなっちゃうから(笑)
 作品を観てもらえればわかるんだけど、
 ここまで激しい作品は、
 肉体的にやれる時期があるんですよね、きっと。
 キャリア的なタイミングもね。

 3年後にできるかっていったら、
 スタッフも含めてわからない。
 映画ってタイミングなんですよね。
 僕がやりたいと思い、やりたいと思う役者がいて、
 その役者にとってその役が一番相応しい時期っていうのは、
 これがなかなかないんです。

 まずはタイミングを逃さないことが
 一番大事なんですよね。
 僕の作家性とかそんなことは、
 突然死んだりしなければ、
 まだまだいくらでも時間はあるからさ(笑)」

 

出典引用:大友監督がインタビューなどから

 

この言葉は制作にとっては「至言」である。

本当にその通りなのだ。

作品というのはタイミングなのだ。

映画は特に多くの人が携わる。
役者もスタッフも含めて全てのタイミングが
合わないと歴史に残る映画には成りえないのである。

恐らく前作を撮った時に、
監督、佐藤健、スタッフのメンバー、
更にワーナー・ブラザーズ

「これならいける!」

とみんなが感じたのだろう。

更に上記、大友監督の言葉にもある通り、
この素晴らしい状態を保ったままで、
勢いのまま2作品を撮ってしまおう!!
という決断を下したのだ。

まさに「英断」というに相応しい。
こういう見極めができるのが
歴史に残る名監督になる人の資質だと思う。

結果は、日本映画の金字塔になるほどの出来になった。

監督の勝利だな!


しかし、その決断に感謝をしたい!


「こんなに素晴らしい映画体験をありがとうございます!」


僕は出来るならこの「るろうに剣心」2部作が
世界中で大ヒットして、
更に3部作ぐらい作らなければいけない状況に
ならないかと思っている笑

それほど素晴らしい映画だ!!!

エクセレント!!!

あと最低2回は観に行こうっと!

それから「伝説の最期編」だ笑
 

出典引用:「るろうに剣心 京都大火編」 ワーナー・ブラザース 和月伸宏 集英社

 

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るろうに剣心 京都大火編

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るろうに剣心 伝説の最期編

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