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書籍「ローマ人の物語」塩野七生著 僕の人生に無くてはならない本!一度は読んだ方がいい!

ローマ人の物語
久しぶりに手に取り、読み始めた。

↑↑↑むちゃくちゃおすすめです↑↑↑

 

既に何回目だろうか?
今までもこのブログに何回か
ローマ人の物語」の事を書こうと
思ってきたが

「思い入れが強すぎてなかなか書けない」

という状況だった。
しかし、今回久しぶりに読み始め、
やはりこの本は、

「絶対的にお勧めしたい本!」

であるので、
一度、は書いておきたい。

ローマ人の物語」は

ローマの歴史一千年の興亡史である。

そう聞くと

「なんだ歴史物か!」

という声が聞こえてきそうだが、

例えば、「三国志」や「龍馬が行く」
織田信長」等の歴史小説物とは一線を画す。

ローマ人の物語」の優れている所は、
この本は

「平易な口語体」

で書かれている所だ。

塩野七生先生が凄いのは

「かなり複雑なローマの政治体制や
 インフラ等の解説も
 平易な文章で尚且つ
 「面白く!」書いてしまう事だ」

これは塩野七生先生が

「全てを一度、自分の中で租借しないと無理」

な事である。

正直、

「難しい事を難しく書くのは頭がいい人は普通にできる事」

なのだが、

「難しい事をいかにやさしく万人に分かる様に
 なおかつ「おもしろく」書けるか」

という事には頭の良さもそうだが
やはり

「物語を書き、読ませる」

という才能が必要なのだ。

上記の「歴史小説群」と「ローマ人の物語」は
根本概念が違う。

歴史小説はあくまでも小説だが、
ローマ人の物語は小説という形態ではない。

塩野七生先生のエッセイであり、
小説であり、論評であり、
もちろん学術書の「雰囲気」もある。

本の装丁が「歴史書的なので、
正直、最初は手に取りにくいが笑

「一度、読み出したらやめられない!!!」

徹夜本間違いなし!である。

特に単行本

第2巻の「ハンニバル戦記」
第4巻「ユリウス・カエサル ルビコン以前」
第5巻「ユリウス・カエサル ルビコン以後」



「生涯に読んだ最高の書籍!」

だと言ってもいい!

むちゃくちゃ面白くて
これこそ巻を措く能わずの本だ!

この本を読んだことによって

「僕の人生はかなりの影響を受けた」

思考方法もかなり変化した。

この「ローマ人の物語」の中には
僕の座右の銘になった言葉の数々が沢山ある。

ユリウス・カエサル

「人は現実のすべてが見えるわけではなく、
 多くの人は見たいと思う現実しか見ない。」

       出典引用 ローマ人の物語より

 

等は、何度僕が引用したか分からないし、
実際の人生の様々な場面でも
肝に銘じて生きてきた!

民主政体の基本概念として、
2500年前のペリクレスの演説

の概要を初めて目にしたのも、
この「ローマ人の物語」だ。

この演説を読んだことにより、

「僕の政治概念は根本から変わった」

それは

「既に2500年前には「理想的な民主政体」の
 概念、政治の実効は行われていたのだ!
 しかし、それは「理想的な国を運営するシステム」には
 なりえなかったのである」

そして、この2500年という期間、

「結局は人間の本質は何も変化していない」

という事をこの「ローマ人の物語」を
読み進めて行けば行くほど痛感した。

もちろん、そういう「政治的、哲学的、論理的」な
話ばかりではない。

「血が湧き踊る戦記でもある」

だからこそ、一度、読んでハマってしまうと
やめられないのである。

塩野七生先生は

「えっ!見てきたの!」

ってぐらい笑
臨場感のある描写をし、
特に第2巻の「ハンニバル戦記」の
カルタゴの街の炎は
目の前で見ているかのようだ!

そして、その炎を見ながら暗示的に、
言葉を発する英雄は、

「まるでスペクタクル映画そのままである」

本当に

「歴史とは人間の生き様そのものを浮き彫りにする」

歴史を学ぶ事は人間を学ぶ事に他ならない。

僕は小学生の時から歴史の授業が

「大っきらい!!!!」だったが

それは歴史を単なる「出来事の羅列と暗記」
してしまった勉強が悪い!

もちろん授業の歴史は1年間で勉強するカリキュラムが
組まれているから仕方がないのだが、

「歴史から何かを学び取るには
 このローマ人の物語の様に単行本で15巻を費やすぐらいの
 ページ数は必要なのである」

どうしても、背景事情も含め全体を網羅的に把握しないと、
本当に意味での自らの人生の糧としての
歴史からの学びにはなりえないからだ。

もちろん、それだけではなく、
上記したように

「むちゃくちゃおもしろい!!」

のは間違いがない。

単行本で全15巻を読み切る必要はない。

「頑張ってユリウス・カエサルの巻までは是非読んでほしい!」

僕の永遠の英雄は

ユリウス・カエサルジュリアス・シーザー)である!」

彼の透徹した視点を
僕も常に持てたらと考えている。
もちろん難しのだが。。

この「ローマ人の物語」は僕の座右の「書」である。

この本を読む事により、
自分の「歴史的な人生の位置づけ」も可能になった。

僕が

「絶対的にお勧めする本です!」

是非、騙されたと思って、
頑張って「ユリウス・カエサル」の巻まで読んでみてください!

絶対、ユリウス・カエサルに魅了されるから!

 

出典引用 「ローマ人の物語」 著者塩野七生 新潮社

 

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